バイオ系大学院卒社会人日記

とある会社の社員の話

社会人二年目

金曜日に入社式があった。

今年入社した新卒の子たちが研究室を見学していた。

去年は、色々やれるのかなぁとか、先輩と仲良くやれるかなぁとか思っていたけど、時間はとてつもない早さで過ぎていった。

両親を見て育ったおかげか、せいか、会社で働く人は、皆真面目で誠実な人だと勘違いしていた。

これは、一年間働いていて感じた大きな誤算だった。

直属の先輩は、月の労働時間が足りていないことも多い(裁量だから給料は減らない)。

部長は、これから先どの分野に進出するべきかわからないまま、億単位の誰もまともに使えもしない機械を購入する。

他部門の先輩は、昨日と今日と言っていることが違う。

実験報告書に~と思われるなどの感想文が混ざる。

報連相ができない先輩ばかり。etc.

本当に大人なのだろうかと心配になることが多い。

それが二年目、三年目であれば多少はしょうがないこともあるだろうけど、4年目5年目がこれだから困る。

会社は一日の大半を占めている。そこで何もできない、学べないのであれば外に出るしかない。

もちろん、何も仕事をせずに、何も得られずに給料が出るのであるから、人によっては最高の環境かもしれない。

ただ、自分の知識・経験を活用して、人のためになりたいと思って社会に入った私からしたら最悪の環境であり、希望は宙づりになったままである。

これは、個人の感想であるが、このような会社は今後未来大きな企業になることはないと思う。

 

今年入った新卒の方々は、是非将来どのような大人になりたいかを考えてみると良いと思う。私も毎日考えている。これから先短い人生で達成できることは何か。何かを成し遂げるには短すぎ、何もしないには長すぎる人生の中で。